健康基礎知識

健康基礎知識

第1回 夏場の水分補給

猛暑での活動!!!

熱中症予防に塩分が必要!は皆さんよくご存知。
梅干やキュウリの塩もみと麦茶などが定番ですね?塩分の事は考えるけど。。
でも本当は、糖分も必要と言うことをご存知ですか?

塩分は体液濃度が薄くならないため、糖分は体内機能維持のために必要なのです。
スポーツドリンクにはバランス良く調合されています。しかし、甘いから薄めて飲んでいます!と言う声を良く聞きます。

上記の理由から薄めて飲む事はお勧め出来ません。
理想的な飲み物順位、1位スポーツドリンク、2位柑橘系果汁100%ジュース、3位天然水、4位お茶類、これらを上手に組み合わせて摂取して下さい。

第2回 夏の食欲不振

夏は水分摂取量が増えます。

そうすると体内の塩分濃度が下がり、浸透圧の関係で体内に余分な水分が滞留します。
それが原因で消化機能が低下し、食欲不振になり、体力が消耗してしまいます。

暑さによる体力消耗を抑えるためには、まず食べる事が大事!食べられる体を維持するには、塩分を適度に摂取し消化機能を低下させない事が必要です。
利尿効果があるスイカに塩をかけて食べる!効果的ですね!!!旬の食材には自然の摂理あり! 

第3回 基礎体力と食事 その1

基礎体力と言う言葉!漠然とご存知と思いますが、今回は噛み砕いて説明します。

基礎体力とは? パワー(力)、 スピード(速さ)、 スタミナ(持久力)この3要素の集合体を言います。

パワーは文字通り筋肉の持っている力、スピードは持っている筋肉を素早く動かせる能力、スタミナは前の2つの動作を長時間動かせる能力。
基礎体力を向上させるにはどのようにしたら良いかですが、それには2つの条件があります。それは体づくりとエネルギー代謝能力の向上です。 

第4回 基礎体力と食事 その2

前回、基礎体力向上の2つの条件で述べた、体づくりについて、今回は説明します。

体づくり(力と速さの向上)を行う上で最も重要な事は、まず食べられる胃袋を鍛えなくてはいけません。
大人も同じですが、子供達をよく観察していると、疲れ果てると食欲が無くなり、眠たさの方が勝ってしまい食事もせずに寝てしまいます。
特に中学1年生の春先、高校1年生の春先にはこうした光景がよく見られます。

最初は食事の質を考えるより量を少しずつ増やしていく事から始めて下さい。まずは体の燃料タンクを大きくすることです。
タンクが小さいとすぐにガス欠を起こしてしまいます。特に朝食が大事です。脳に十分な栄養を供給するために、量をたくさん食べなければいけません。

第5回 基礎体力と食事 その3

今回は食事の質について説明します。

食事によって得られた栄養は優先順位として、一番は脳に使われます。
それから他の組織に使われる訳ですが、運動や日常生活で痛んだ(疲れた)筋肉の修復には、たんぱく質が必要です。

たんぱく質を多く含む食品を運動後に採る事が重要です。
夕食にはご飯類(炭水化物)より、おかずを多く採るようにし、その中にたんぱく質を多く含むもの、またたんぱく質を体内で活かすためのビタミン類(野菜)も必要です。

逆に朝食は、ご飯類(炭水化物)を多く採り、脳に十分なエネルギーを補給させることが必要です。

第6回 基礎体力と食事 その4

今回はエネルギー代謝ですが、基礎体力のもう一つの条件、スタミナ(持久力)との関係について説明します。

エネルギー代謝に関係するのは心肺機能です。
疲れず同じ動作を長時間継続して行うのに、酸素と栄養を組織に供給しなくてはいけないからです。この事を有酸素エネルギー代謝と言います

ではエネルギー代謝のメカニズムは?、エネルギーの基であるグリコーゲンと言う物質を体内に溜めなくてはいけません。
グリコーゲンは肝臓、筋肉内に溜められます。運動直後に、ご飯類などの炭水化物とクエン酸を含んだオレンジジュース等を組み合わせて採ると良いとされています。

これと軽い負荷の運動(ジョギング、筋トレ)を長い時間行えば、スタミナが養われます。 

第7回 基礎体力と食事 その5

これまで4回にわたりお送りしてきました基礎体力の基本知識ですが、最後に休養(睡眠)について付け加えたいと思います。

ただ食べて、運動すれば基礎体力が向上する訳ではありません。

そこに休養(睡眠)がなければ、疲労が蓄積し、傷ついた筋肉の修復が行なわれず、逆にケガや病気の基になってしまいます。
科学的に説明すると、睡眠中の初期に成長ホルモンが多く分泌されます。
ホルモンの力を借りて、各栄養素が筋肉や骨などの組織の合成を行うのです。

“寝る子は育つ”と言われる由縁はこの事なのです。
食事と運動と休養、この3要素をバランス良く行なうことが基礎体力向上に繋がります。何をするにも体力!それが健康の第1歩なのです。